重度の歯周病や抜歯後に骨が減ってしまうなど、歯の根を支える歯槽骨が不足している状態ではインプラント治療は難しくなりますので、まずは骨を増やす治療をおこないます。それが、GBR(骨再生誘導法)です。
骨を作るには骨芽細胞を増やす必要があるので、骨を増やしたい部分に自家骨や人工の骨補填材を詰めたら、骨にならない線維芽細胞が増殖しないように人口膜(メンブレン)で覆って保護し、骨芽細胞の増殖を助けます。
骨再生誘導法はインプラント埋入と同時におこなえます。
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骨造成術で骨を増やすことで骨量を確保できるので、適切なインプラント治療がおこなえるようになります。安定した土台と治療が確保できるようになるのは、大きなメリットと言えます。
一方で、骨造成術は外科処置になるので治療期間が長くなり、喫煙者や糖尿病患者さんには不向きといったデメリットがあります。
治療後のホームケアでは部位への刺激を避けるなど、様々な注意と制約がかかってきます。
術後から数日は、血の塊の形成が外部からの刺激や細菌から傷口を守ってくれるので、頻繁なうがいは禁止。抜糸までは歯ブラシなどの硬い物は当てられませんし、指や舌で触れるのも細菌感染の原因となるので注意しなければいけません。
麻酔が切れた後は痛みが気になるなど、落ち着くまで日常生活にも影響があります。
入れ歯などの刺激で骨が痩せてしまった方や、重度の歯周病で骨が解けてしまった方、抜歯や脱落で歯を放置したままの方など、インプラントを埋め込みたい場所の骨量が少ない方向けの治療法です。
喫煙習慣や全身疾患がない方は問題なく手術を受けられます。
GBR法の相場では、1歯30,000~150,000円となっており、自由診療になることからも、クリニックや素材によって大きく異なります。
また、インプラント治療とセットでの支払いになる場合では、1歯あたり数十万円となります。 その他、治療部位の確認や傷口の消毒など、術後数週間は数回の治療が必要になりますので、その分の受診料も必要になります。
クリニックによってはアフターケアも含んだ治療費を最初に提示しているところもあるので、そうした部分も含めて確認しておくのがいいでしょう。
引用元:医療法人松栄会まつうら歯科(https://www.matsuura-shika.net/gbr.html)
引用元:はらだ歯科クリニック(https://www.harada-shika.jp/blog/archives/)
【選定基準】2022年8月調査時点でGoogleで「いわき市 インプラント」の検索結果に公式サイトが表示される27院のうち、日本口腔インプラント学会所属の医師が在籍し、骨造成治療に対応、インプラント費用が明記されている3院。 それぞれの特徴は下記です。
●いがり歯科医院…いわき市内の歯科クリニックで、日本口腔インプラント学会認定 口腔インプラント専門医、日本歯周病学会認定 歯周病専門医の資格を保有している医師が常時在籍。
●城東歯科クリニック…日本口腔インプラント学会に所属しており、公式HPで難治療事例を紹介。他院修正に対応できるように先端設備(マイクロスコープ、歯科用CT、セレックプライムスキャン、レーザー)を完備していると明記している。
●かどすみ歯科矯正…日本口腔インプラント学会 専門医。静脈内鎮静法に対応。