歯の周囲には角化歯肉と呼ばれる硬い歯茎があり、歯周病など歯の健康を守るのには欠かせない役割を持っています。歯ブラシを使った歯磨きができるのも角化歯肉があるからです。
インプラント周囲粘膜炎やインプラント周囲炎などの細菌感染が起こらないようにするためにも、インプラント治療では積極的に角化歯肉を作っています。
角化歯肉は自分の口腔内から採取しますが、堅くて丈夫、十分な量の確保が可能な上顎の裏側の歯ぐきから採取し、インプラントの周囲に貼り付けています。
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自分の歯茎の一部を使うので、拒否反応などの心配がありません。しかも再生能力が高いので、時間が経つと周囲の歯茎に馴染み、跡形もなく治癒して元通りになります。
歯肉がしっかりと安定し、歯磨きなどのブラッシングがしっかりとできるようになり、歯を清潔に保ちやすくなります。また、多少の色の違いはあるかもしれませんが、見た目的な違和感は少ないです。
一方で、移植手術が必要であり、施術後に抜糸もおこなうなど手術へのストレスが少なくありません。また、移植した遊離歯肉が安定するまで数カ月ほどかかるので、その間は気が抜けません。
歯周形成手術は、歯根やインプラント周りに角化歯肉が不足している場合の処置となります。
移植した角化歯肉の表面性状や色調は患者さん次第となり、よく見ると色味が異なることも。そのため、審美的配慮が必要なケースには不向きとなっています。
歯根やインプラント周りがしっかりと形成されることで、歯ブラシによるブラッシングもしやすくなりますので、セルフケアによる歯周病予防がしやすくなります。
歯周形成手術もしくは歯肉移植術は、インプラント治療の一環として、基本的に自由診療での支払いでの治療となります。
ちなみに、インプラント治療の有無に関わらず歯周病治療としておこなうこともあり、治療費の設定についてはクリニックによって様々。ただ、数十万と高額になることがほとんどです。金額的に10万以上を超える事がほとんどですから、医療費控除の対象になります。
参照元:さぶり歯科(https://www.excellent-dental.com/price.html)
参照元:しおさい歯科クリニック(https://www.shiosai-dental.jp/price/)
【選定基準】2022年8月調査時点でGoogleで「いわき市 インプラント」の検索結果に公式サイトが表示される27院のうち、日本口腔インプラント学会所属の医師が在籍し、骨造成治療に対応、インプラント費用が明記されている3院。 それぞれの特徴は下記です。
●いがり歯科医院…いわき市内の歯科クリニックで、日本口腔インプラント学会認定 口腔インプラント専門医、日本歯周病学会認定 歯周病専門医の資格を保有している医師が常時在籍。
●城東歯科クリニック…日本口腔インプラント学会に所属しており、公式HPで難治療事例を紹介。他院修正に対応できるように先端設備(マイクロスコープ、歯科用CT、セレックプライムスキャン、レーザー)を完備していると明記している。
●かどすみ歯科矯正…日本口腔インプラント学会 専門医。静脈内鎮静法に対応。